手術前の準備と心構え
手術前の準備
下垂体腺腫の手術前には、いくつかの準備が必要です。
まず、医師との相談を重ね、手術の詳細やリスクについて十分に理解しておきましょう。
手術前には、血液検査や心電図・MRIなどの検査を行い、体の状態を確認します。
また、既存の薬を服用している場合は手術前に中止が必要なものもあるため、医師からの指示を守りましょう。
<下垂体線種~手術までの1ヶ月間奮闘記~:詳細はこちらをご覧ください>
心構え
手術に対する不安は誰もが抱くものです。
手術に関する質問や不安は医師や看護師に相談し納得のいく説明を受けることで、安心して手術に臨むことができます。
手術の成否・入院中の子どものこと・・・。
考えれば考えるほど不安の日々でした。
メリットとデメリットや手術の成功率など色々相談した結果、手術することにしたのです。
手術当日の流れ:入院から手術開始まで
入院の手続き
手術前日に、病院へ到着し入院の手続きを行いました。
病院によって異なると思いますが、基本的には保険証や診察券・必要な書類などを提出し、病棟に案内されます。
その後、基本的な健康状態の確認や、入院中の説明などが行われました。
手術前の準備
夜から絶食し、手術に備えて早めに就寝・・・。
寝れない寝れない、困りましたw
翌朝、手術着に着替えて手術室に歩いて向かいます。
家族とゆっくり話す間もなく、看護師さんとたわいもない話をしながら手術室へ。
その日だけでも20件以上の手術が入っていて、フロアに並んだ手術室にはたくさんの人が準備をしていました。
説明責任だけではなく、リラックスさせてくれました。
家族には気軽に「行ってくるね。」と言いましたが、内心怖かったぁ・・・。
手術室での準備
手術室に入ると、点滴が開始されます。
麻酔をかける前に、手術内容や手順について医師や看護師から説明がありました。
麻酔の導入が始まると、意識がなくなり手術が開始されます。
※手術名:経蝶形骨洞手術(ハーディー手術)
鼻から摘出するので術後の負担がとても軽い手術です
2時間はかかると聞いていましたが、カバサールを飲んでいた影響なのか!?
下垂体が柔らかく、手術がスムーズに進み2時間切っていました。
5. 手術後の経過観察と初期の回復状況
個室での観察
手術が終了すると、個室で1日経過観察が行われました。
心拍数、血圧、酸素レベルなどが綿密にモニタリングされ、手術による合併症がないかを確認します。
家族も一緒にいることができて、目が覚めたら話もできました。
しぃも病院に来ていて、管に繋がった私の姿を見たことが辛かったようです・・・。
手術の日に来させるのは、要検討してもいいかなと思います。
びっくりしただけだぁぁぁ。
行きたいって言ったのは私だから、仕方がないw
大部屋への移動
経過観察をした後、問題がなかったので大部屋へ移動しました。
さらに数日間の経過観察が行われ、体の機能が正常に戻っているか・術後の痛みなどが管理されます。食事は普通に食べることができました。
鼻の止血をするために、細長い止血綿が入っています。
鼻呼吸ができずに苦しいのが辛かったです。
初期の回復状況
手術後は頭痛や疲労感が続くことがありますが、これは一般的な反応です。
また、鼻呼吸ができずに喉が渇いて、たんが絡むこともあります。
誤嚥するといけないので、看護師さんに吸引してもらいましょう。
一番大変だったのは、尿の量をはかること。
多くても少なくても良くないので、頑張って記録をつけましょう。
医師からの指示に従い、安静に過ごすことが重要です。
経過が順調であれば、術後10日程度で退院が可能となります。
6. 退院までのステップ
退院前のチェック
退院前には、医師による最終的な健康チェックが行われます。
術後の回復状況や薬の服用状況・感染症の有無などが確認され、問題がなければ退院です。
また、退院後の生活についての注意事項や、定期的な検診のスケジュールについて説明を受けます。
ごり押しして最短で退院したのは私ですw
退院後は、2週間自宅療養して職場復帰しました。
退院後の準備
入院前、もしくは退院前に、自宅での生活に必要なものを揃えておきましょう。
寝具や食事・必要な薬などを準備し、無理なく回復に専念できる環境を整えておくことが大切です。
また、家族や友人にサポートをお願いし過ごすことを心掛けましょう。
7. 自宅での回復期間におけるケア方法
休養と無理のない生活
退院後、自宅での回復期間は約1〜2週間続きます。
※個人差がありますので、医師と要相談です。
この間、体を休めることを優先して、体の回復に努めましょう。
また、仕事復帰や日常生活の復帰は医師の指示に従い、焦らず進めることが重要です。
手術後は体力も落ちています。
勇気を出して甘えられるところは甘えて、元気になりましょう。
日常的なケアとフォローアップ
毎日、自分の体をチェックすることが重要です。
「このくらいなら、大丈夫。」と思わずに、おかしいと思ったらすぐ医師に相談してください。
また、退院後は定期的な通院が必要です。
医師から指示されたスケジュールに従い、術後の経過をしっかり確認しましょう。
精神的なケア
手術後は、肉体的な回復だけでなく、精神的なケアも必要です。
また、家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、心も元気になるように過ごしましょう。
8. 私が経験した下垂体腺腫手術の感想とアドバイス
手術を振り返って
下垂体腺腫手術は、私にとって大きな事件でした。
不安や恐怖もありましたが、手術を受けて本当に良かったと感じています。
メリット・デメリット考えたら受ければ。
まぁ、家のことはなんとかなる。
一生薬を飲んで死亡率が上がるより・・・。
手術してくるわ!
気軽な会話をしながら、旦那様ともいろいろ話し合いました。
手術を決断するにあたり、多くの情報を集めて医師と十分に話し合ったことも、安心できたのだと思います。
アドバイス
・手術前に自分の病状や手術の内容をしっかり理解すること
・医師や看護師とコミュニケーションを取ること
・不安や疑問を解消すること
術後の回復には時間がかかるため、焦らずに自分のペースで進むことが重要です。
無理をせず、必要なときには周りの助けを借りて甘えましょう。
お互いが助け合って支え合う・・・。
それが大切だと思います。
まとめ
なにママ?
手術して動けるようになってから、毎日電話する私に・・・。
こぅの第一声がこれです。
幼いから泣いているかも・・・。
なんて思っていましたが、私が退院するまで元気な声を聞かせてくれました。
不安にさせないで過ごしてくれた家族に感謝です。
そして、病気が分かってから支えてくれたすべての人に感謝する日々。
この記事を読んでくださった方が、笑顔で過ごせるように・・・。
少しでもお力になれたら幸いです。