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※ 「下垂体腺腫~見つかるまでの軌跡~」はこちら。
はじめに
下垂体線種が見つかってから、夜桜の生活は一変しました。
とにかく、手術まで無理はしない。
入院した時の家事役割分担を練習する。
つまり、夜桜は家事をしないということです(笑)
手術をしない選択肢も選べましたが、
・薬を一生飲まないといけない
・手術をした人よりも死亡リスクが高まる
と説明を受けたら、手術一択の夜桜家だったんです。
診断名:非機能性下垂体線種~プロラクチン血症~
非機能性下垂体線種とは
非機能性下垂体腺腫とは、脳の一部でできる塊(腫瘍)の一種です。
通常のホルモンの働きを妨げず、症状を引き起こさないことがあります。
大きくなると頭痛や視力の問題を引き起こすことがあるのです。
プロラクチン血症とは(※女性の場合について記載しています)
プロラクチン血症とは、プロラクチンと呼ばれる特別なホルモンが体の中で多くなる状態です。
女性が妊娠して赤ちゃんを育てるときに増えますが、妊娠していないのに増えてしまいます。
無月経や月経不順、乳房の腫れや母乳の分泌、視力の変化などの症状が現れることがあるのです。
夜桜のプロラクチン値は150でした。
投薬のみで治るプロラクチン血症の場合は、プロラクチン値が400以上になるということで、
『非機能性下垂体線種』と診断されたのです。
手術前の検査
ホルモン負荷試験
ホルモン負荷試験とは、体内のホルモンの働きを調べるために行う検査の一つです。
ホルモンは体の成長や機能をコントロールする重要な役割を果たしています。
体内のホルモンのバランスや働きを詳しく調べるために行われる大切な検査です。
プロラクチンが高い夜桜は、初めてこの検査を受けました。
もぉ・・・。辛かった(笑)
検査方法(検査時間:約2時間)
【※検査当日は朝から水・お茶のみ】
①安静にして点滴でルートを取る
②採血Ⅰ
③インシュリン投与
④採血Ⅱ(インシュリン投与30分後)
⑤採血Ⅲ(採血Ⅱ30分後)
⑥採血Ⅳ(採血Ⅲ30分後)
インシュリンで血糖値を下げてから採血をしないといけないのですが・・・。
冷汗と気分不良が半端ないです。
結論:朝ごはん大事!!
視力検査
下垂体線種が視神経を圧迫していました。そのため、
①視力がどれだけあるか
②見えている範囲がどれくらいあるか
この2つを検査しました。
造影MRI検査
造影MRI検査とは、磁石と電波を使って身体の中の組織や臓器の詳しい画像を作る検査です。
造影剤という特別な液体を使うことで、より詳しい画像を見ることができます。
MRI検査を受ける時の心構えとしては、狭い空間に長時間いることと検査中ずっと鳴っている音だと思います。
どちらも夜桜は平気でした。
むしろ、様々な音とリズムが心地よくて寝そうになったくらいで・・・。
音楽大好き人間なので、聴こえてくる音が勝手に楽譜変換されるから仕方がありません(笑)
検査をする際につけてはいけないものがあるので、確認することをおすすめします↓↓↓
金属類 ・ ほっかいろ ・ マグネットカラー ・ マグネットネイル など・・・
CT検査
CT検査は、身体の中を写真で撮影する特別な検査方法です。
コンピューターを使って身体の内部の詳しい画像を作ることができます。
夜桜の症状は頭の中なので、頭だけ撮影した感じでした。
レントゲンを撮るような感じで、すぐに撮影は終わります。
最近の科学は凄いなと思うところです。
手術に向けて
禁煙 ※喫煙者向け
全身麻酔をするために大切なのは、肺を健康に保つこと。
みなさん、ご存じでしたか?
麻酔導入後は、人工呼吸用のチューブを気管まで挿入します。
タバコなどで肺にダメージがあると、合併症の危険性が高まるそうです。
そのため、手術1ヶ月前から禁煙をする必要があるということでした。
投薬
少しでも下垂体が小さくなるように、夜桜は『カバサール』という薬を1ヶ月飲みました。
カバサールについての詳細は、こちら。
(引用:一般社団法人くすりの適正使用協議会ウェブページ)
歯科受診
虫歯や歯周病などがあると、人工呼吸器を取り外す際に菌が気管へ入ってしまことがあります。
そのため、合併症の危険性が高まるそうです。
口を綺麗に保つことも、健康の秘訣なのかもしれません。
まとめ
手術までの1ヶ月に、初めて知ることや経験がたくさんでした。
人生何があるか、本当に分かりません。
手術前の1ヶ月で一番驚いたのは、薬を飲んで月経が再開したことでしょうか。
病気のせいだったんだなと痛感しました。
年のせいだと思っていたので(笑)
次回は・・・
手術から退院までのことをお伝えしていければと思っています。
少しでも、夜桜の体験が皆様のためになると幸いです。