音読が上手になるおすすめの方法 ~第3選~

教育

はじめに

 乳幼児期には、『絵本の読み聞かせ』について、検診などでお話を聞いた方もおおいのではないでしょうか?

 小学校に入学すると、宿題によく出てくるのが『音読』です。

 毎日音読を一緒にすることは、「大変!!」

と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 声に出して読むことがなぜ大切なのか、それはこんな力がつくからなんです。

音読で身につく大切な力

 ここでは、音読で身につく3つの力を挙げています。

『読む』『聞く』『書く』『計算』も、学習で身につける大切な力です。

 その力をつけるためにも、音読をして次のような力をつける必要があります。

話す力

 声に出して読むことで、言葉(音)のまとまりを意識することができます。

 変なところで区切ってしまったり、目で見た言葉と声に出した言葉が違ったりすると、間違えて覚えてしまうこともあるんです。

 音読だけではなく日々の会話も、『話す力』に繋がっていきます。

聞く力

 声に出した言葉(音)を自分の耳で確認することで、文字と正しい言葉(音)を繋げ記憶していくことができます。

 学生時代に教わったことですが・・・。

 私達の記憶は、『目で見たこと』よりも『耳で聞いたこと』の方が、覚えるのが早いとも言われています。

 例えば、小学校2年生で覚える『かけ算九九』

 みなさんは、どのように覚えましたか!?

 毎日覚えるまで、何度も読んで覚えたのではないでしょうか。

 書いて覚えるだけではなく、声に出して覚えることも大切です。

表現力

 登場人物の気持ちを考えながら読んだり、場面(場所)に合わせた声の大きさを考えたりすることが、表現力へと繋がります。

 音読で身につけた表現力は、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを捉えることを支えてくれます。

 学習の中で、『主体的な学び』や『対話的な学び』にも必要な力です。

おすすめの方法はこの3つ

指なぞり

 1字ずつ指でなぞりながら、読んでいきましょう。

 文字(平仮名・カタカナ)をまだ覚えきれていない時の、ファーストステップです。

 絵本読みの時にもしていると、自然と文字を覚えていくのではないでしょうか。

 平仮名シートを見て読んだり、好きなことから覚えていくのもおすすめです。

わかち読み

 言葉と言葉の間に空白(スペース)があります。

 短いように思えますが、言葉のまとまりを意識して読んでいきましょう。

 色々な種類の言葉を覚えていくこと。そして、見る力も身につきます。

 例えば、このような文があったとします。

「あるひ あるひ ひとりの おとこのこが たびに でました。」

 指で言葉の塊を挟むのがポイントです。

 目で捉える文字が増えると、すらすらと読めるようになっていきます。

くり返す

 文字の発音イントネーションを確認しながら、同じ文章を何度も読みます。一回の音読で完璧に読めるようになるまで、『正確』に読むことが大切です。

音読が苦手だとこんなことが起きる!?

実際にあった、子どもが小さかった頃のお話です。

指なぞりで音読をしていました。すると・・・。

『へちまは 緑色です。』

この文章を、次のように読みました。

へまちは 緑色です。』

あれ???何かおかしいぞ!!
何度読んでも『へまち』と言います。
くり返し読まされて不機嫌になる子どもに、

「もう一度、よく見て読んでみて!?」

怒るでもなく笑うでもなく。
一言声をかけてみました。

「あっ。へちまだwww」

見ることで、自分の間違いに気づいてくれた瞬間でした。
『よく見る』って、大切ですね。
今では、我が家の楽しいエピソードの一つとして収まっています♪

 

まとめ

  • 話す力
  • 聞く力
  • 表現力

 これらの力を身につけていくことが、小学校生活の中で大切になっていきます。

 一緒に本を読んだり会話することは、親子のコミュニケーションにも繋がる大切な時間です。

 ぜひ、お子さんと楽しく音読の時間を過ごしてください。

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